こんにちは、こんばんは。よっこです。
みなさんの事業所では「看取り」、されてますか?
私の勤めている施設も看取りをしているんですが、
ここのところ在籍日数の長い利用者さんが立て続けに亡くなられています。
(90歳~100歳越えの方が多く、老衰です。)
ずっと顔を見てきた利用者さんが亡くなるのは、なんとも寂しいものです。
特にケアが大変だった方ほど、心に残るものですよね。
先日こんなツイートを見かけました。
施設で看取りをしていると、まれにこのようなケースに遭遇します。
「このようなケース」というのは「発見時には既に逝った後」というもの。
特に夜勤中で、職員の人数が少ない場合はその確率が高く、
かくいう私も経験ありです・・・。
だんだん状態が落ちてきて、職員も「看取り対応」しているケースであれば
気にして何度もラウンドに行きますが、
(それでも状況により、発見が遅れることはあると思います。)
ノーマークだった方がストンと逝かれている時もあります。
他の職員の仮眠中で、真っ暗な中一人ラウンドでの発見だと
寿命が縮む思いです。
発見時は慌ててしまいますが、
だんだん落ち着いてくると「ひとりで旅立たせてしまった・・・」という
自責の念が湧いてきます。
それとともに、
「なにか予兆はなかったか」
「見逃していたことはなかったのか」等々、
その時までの記憶を必死にたどってみたりします。
年齢が高ければ高いほど、
急変のリスクは高くなる。
だからこそ、高齢者の介護では
普段から観察する癖をつける
ことが重要になってきます。
「いつもと違う」という感覚を持つ
利用者さんの対応をしていて、
「あれ?いつもと違うな」
と感じたことはないですか?
お茶が大好きな方なのに今日は飲みたがらないな。
そういえば今朝は起床時間がずいぶん遅かったな。
なんだかやたら左に傾いて座ってるけど、どうしたんだろう・・・。
その気づき、大事にしてほしいです。
とても小さなことのように思われるかもしれませんが、
高齢者にとっては大きな変化だったりします。
(脳梗塞発症、なんていう重大な疾病につながっているかも・・・!)
遠慮していたり、
自分で言えなかったり(言葉を発することができない)、
自覚がなかったりすることがあるため、
利用者さんの生活を24時間ケアしている介護者が
・普段の様子をよく見ておく
・いつもと変わったことがあれば周囲に報告
これができているといいと思います。
そうすれば「いつか(または近々)急変するかも」という心構えができますし、
不調をきたす前に予防や対策ができるからです。
もし発見者になっても
そうやって普段から気を付けていても、急変は起こります。
高齢者であればなおさら、急変の確率は高いのです。
自分が夜勤の時、または
日中でも一人で何人もの利用者さんの対応をしていた間に起こった急変に対して、
(先ほどのツイートのように)ほかのスタッフからチクチク言われたりしたとしても。
そのチクチクから自分を守ってくれるのは先に述べた
普段から利用者さんの様子を観察していた自分
なんです。
急変して亡くなっているのを発見した(または他の職員が発見した)場合、
「きちんと様子観察をしていて普段と変わりがなかった」と
自信を持って言えるのであれば
「もう少し早く発見できたのでは?」という問いにも
毅然とした態度でいることができます。
(もちろん、『絶対』『100%』変わりがなかった、
という確証は持てないでしょうけれど)
また、「何かおかしい」と感じていることを
他のスタッフと共有できていれば
その利用者さんを観察する目が2倍にも3倍にもなり、
発見が遅れる、といったトラブルを回避することができるのです。
このように、もし自分が発見者になっても
慌てず利用者さんをお見送りできるよう
普段から「観察するチカラ」を養い、
「気づきを大事にする」ことが
看取りをしていく過程で介護士に必要だと
日々痛感しています。
(…しかし何年かかっても暗闇での発見は慌てます!!)
それでも無理なものは無理
「観察するチカラ」を養い、
「気づきを大事に」していても
急変は起こります。
「忙しい」を理由にできないことは重々わかっていますが、
自分一人だけでは対応しきれない業務の量になる日だってありますよね。
それでもチクチク言われてしまったら。
あまり自分を責めないでくださいね。
やれることをやっていたなら堂々としていればいいですし、
もし「自分に裁量がなかったからだ」と思うなら
日々積み重ねていけばいいんです。
あなたは頑張っています。
勉強しようとネットにアクセスして検索している時点でハナマルだと
私は思っています。
(あ、ちょっとキラキラになっちゃったかな?笑)
応援しています!