悩みの種
『この仕事、向いてないかも』と悩む時、
- 口下手
- 引っ込み思案
- 人前に出るのが恥ずかしい
- 他の人とコミュニケーションをとるのが難しい
といった、自分の性格がネックになっていると考える人も少なくないでしょう。
介護の仕事で”話す”ことは必須です。
どんなアクションをするにも、利用者さんに「声かけ」をしてから始めるからです。
無言で食事介助をされる、何も言わずにいきなり服を着替えさせられる。
・・・わたしたちでもちょっと怖いですよね。
認知症の利用者さんには特に気を遣うところです。
葛藤はあるけれど
声かけが必要だとわかっているけど、うまくできない。
このままでいいんだろうか。
辞めたい。
でも次の転職先が決まらない、金銭面での不安だし、『辞めます』と言い出しづらい。
でももし!
『介護の仕事は好きだけど』という気持ちが少しでもあるのであれば!
辞めずに続けていけるかもしれませんよ。
『話下手でも20年介護の仕事を続けられている』、そのヒントをお伝えしていこうと思います。
話下手は聞き上手
自分は話下手、と思っている方でも、「聞くのは得意だ」という方、多いのではないでしょうか。
施設の職員は忙しすぎて、利用者さんとまともに話している時間がありません。
そしてそれを残念に思っています。
利用者さんもまた、『お話したいことがあったけど、みんな忙しそうで声がかけられなかった』とおっしゃる方が多いものです。
ただそばにいて話を聞く。頷いてくれる人がいる。気持ちに寄り添ってくれる。
「どうしました?」と(たった6文字分!)声をかけて目線を合わせるだけ。
これならできそうではないですか?
できないことを数えるよりも、今自分ができることをすすんでしていく。
少しづつでもしていく。
そうすれば自信につながっていくし、話を聞くだけでなくそれに答える(話す)というスキルも次第に身についていくものです。
スポンジになろう
伸びる人の特徴として”学ぶ姿勢”があるあどうか、があります。
「どうせ自分はできない」と、閉じこもっていてばかりでは状況は好転していきません。
”話の上手なあの職員さん、どうやってレクを始めているだろう”
”みんな普段どうやって利用者さんとお話してるだろう”
観察してテクニックを盗んで、実践してみるのも大事です。
羞恥心との戦い
これは20年経っても正直なくならないですが笑
”慣れていく”という感覚が一番近いかと思います。
20代の頃は、人前に立つのがただただ苦痛でした。
笑われるんじゃないかとか、つまらないと思われるんじゃないかとか。
(特にレクがものっすごい苦手でした!)
でもたとえすべっても、反応がなくても、一人で喋ってるような状態になっていたとしても、あなたが楽しそうにしてたら雰囲気は伝わるものです。
それに「あなたが何をしていたか」をずーっと覚えている人はいないのですし(だからといって何でもしてもいいというわけではないですが)、その時の「あなたの印象」「その場の雰囲気」が残っていくだけなんです。
私がこの境地に達するまで20年かかりましたけど(おばさんになったから、ただ単に厚かましくなっただけかもしれません)、
「1年後まで今日の私のことを覚えてる人はいないだろう」、そう思えたらちょっと気が楽ではないですか?
良い環境に巡り合う
お目当ての施設が見学できるところだったら、必ず見学させてもらったほうがいいです。
案内してくれた職員さんの対応だけではなく、職場の雰囲気、同僚になるかもしれない職員さんたちの言動を見て肌で感じて確かめることができるからです。
「今日見学の方が来ますから」とかん口令が敷かれていても、職場の雰囲気は変えられないものです。
自分の感覚を大事に(お勤めをするのはあなたなのですから)、施設を選ぶことは大事です。
そしていい上司、同僚に恵まれるといいですね。
いろんな人がいますから、自分に合う人合わない人、いると思いますが
一人くらいはあなたを助けてくれる人がいると思います。というか見つけていくんです。
自分の努力なしに道は開けていきませんから、自分がまず認められる職員さんになって仲間を見つけていく。
そして一日が三日になり、三日が一週間になり、一週間が一か月になり・・・。
あっという間に一年が経って後輩ができたら、優しく指導できる先輩を目指したいですよね。
ママさんもママさんなりに頑張ってきたのね~。アタシは静かな人が好きよ♡大きい音を立てられるとちょっと・・・こうしてやるッ!(ガリガリ)
や~んエルちゃんテレビに爪立てないでよ~(涙)
新しい爪とぎ買ってあげるから~~
ではまた明日、会えますように!