STOP!命の前借り【カフェイン中毒】になりかけてませんか?

こんにちは、こんばんは。よっこです。

前回、「適量を守ればカフェインを効果的に効かせることができる」というお話をしました。

今回は頭の片隅に置いておきたい、【カフェイン中毒】についてです。

前回同様、体に悪影響がない最大摂取量を400mg/1日(健康な成人の場合)を前提としてお話します。

その飲み方、大丈夫?

コーヒー編

みなさんはコーヒーお好きですか?

一日何杯くらい飲んでいるでしょう。

目覚ましのカフェインとして一番手っ取り早く取り入れられるのは

やはりコーヒーが一般的ですよね。

インスタントであればすぐに飲めますし、一般の食材として広く流通しているコーヒー。

「すぐ飲める」

だからこそちょっと注意が必要なんです。

コーヒーの種類カフェイン含有量備考
ドリップコーヒー60mg/100mlコーヒー豆10g、お湯150ml
インスタントコーヒー57mg/100ml粉末コーヒー2g、お湯140ml
缶コーヒー90~160mg/1本

この淹れ方だと(1回あたり200mL飲むとして)

1日に「体に影響なく安全に」飲める量は

コーヒー、インスタントコーヒーともに 3~4杯

ということになります。

どうでしょうか。

コーヒー好きの方からすると、

「たった4杯で?!」

と驚かれるかもしれない数値です。

仕事をしているときにコーヒーを5杯も6杯も飲んでいる方は、

徐々にカフェイン依存に近づいてしまっているかもしれません。

「コーヒー飲みたいな」と思ったら、時間の間隔をはかってみましょう。

カフェインが体外に排出されるのにかかる時間は3~4時間(個人差あり)といわれていますので、

前回コーヒーを飲んだ時間から3~4時間経っていれば飲んで大丈夫です。

コーヒーの上手な取り入れ方は

  • 3~4時間空けて
  • 1日3~4杯まで

となります。

エナジードリンク編

各社から様々な商品が発売されているエナジードリンク。

みなさんも一度は飲んだことがあるのではないでしょうか。

内容的にはいわゆる栄養ドリンクのようなものなのですが、

微妙に立場が違います。

栄養ドリンク
  • 「医薬部外品」に分類され、成分の表示が義務付けられている
  • 「肉体疲労時の栄養補給」といった人体に対する効果をうたうことができる
  • 「タウリン」という成分が含まれているため医薬部外品に指定されている
エナジードリンク
  • 「清涼飲料水」に分類され、カフェインの含有量について表示の義務がない
  • 人体に対する効果をうたうことができない
  • 清涼飲料水(炭酸飲料)として販売するため、タウリンを配合せずアルギニンなどに置き換えている

エナジードリンクは清涼飲料水であり、医薬品のように明確な用法・用量がありません。

つまり清涼飲料水なのでこれといった規制がないのです。

コンビニや自販機などでも手軽に買えて、

コーヒーのように苦くなくほぼジュース感覚で飲めてしまうエナジードリンク。

そのカフェイン含有量、チェックしてみた事はありますか?

100mlあたりカフェイン量/内容量備考
サーフエナジードリンク80mg200mg/250mlクリエイトSD専売
エナジーハンター65mg195mg/300mlトップバリュー専売
BLACKOUT DDT30mg165mg/500mlドンキ専売
モンスター40mg142mg/355ml
レッドブル32mg80mg/250ml

お気づきでしょうか?

日本発のエナジードリンクのカフェイン含有量がめちゃくちゃ多い!!

海を渡ってきたモンスターも真っ青です。

カフェイン含有量NO.1の サーフエナジードリンクがこちら。

今日クリエイトSDに見に行ったら、カロリーゼロが発売されてました。

コーヒーと違って大量に飲みやすい(ジュース感覚で飲める)ことから、

エナジードリンクの飲みすぎによるカフェイン中毒が近年問題になっています。

飲むときには成分表示をよく確認し、安全に飲める量を考えるようにした方がいいですね。

特にコーヒーとエナジードリンクを1日に何杯(何本)も飲むようなことは避けたいものです。

何度も言いますが

体に悪影響がない最大摂取量は400mg/1日(健康な成人の場合)

となっています。

カフェインを摂りすぎるとどうなるの?

ではカフェインを摂りすぎると、体にどのような症状が出てくるのでしょうか。

・吐き気、嘔吐
・強い手足のしびれ
・動悸
・悪寒
・意識消失

このような症状が出た場合はただちにカフェインの摂取を中止するべきです。

慢性カフェイン中毒(毎日適量以上のカフェインを摂り続けた場合)

日本では1日当たりのカフェイン摂取量許容量の基準は設けられていません。

特に規制されていないので、摂り放題といえば摂り放題の状態です。

しかし実際にカフェインの大量摂取で救急搬送された方はいますし、

カフェインの摂り過ぎが体に及ぼす悪影響も報告されています。

欧州食品安全機関(EFSA)は

健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量は
・1日当たりカフェイン400mg未満
・1回あたりカフェイン200mg未満

としています。

これを基準に考えると、これらを超える量のカフェインを

漫然と摂取し続けると依存におちいりやすくなる

というわけなんです。

よくあるパターンです。

勉強や仕事中に「眠気を抑えるため」「元気がほしくて」カフェインを摂る ➡

体には耐性があるため、少量だけでは眠気が抑えられなくなる ➡

カフェインの量を増やす ➡

一時的に眠気を抑えられたり元気が出たりするが、その後に2倍3倍の疲れを体験してしまう ➡

その疲れを補うためにさらにカフェインをさらに増やす、という無限ループ・・・

こうなってくるともうカフェイン沼にはまってしまっている状態=慢性カフェイン中毒

になってしまっているいうわけです。

依存状態からの脱却にはカフェインに慣れてしまった体が元に戻る必要がありますが、

これは時間をかけて離脱症状に耐え続けるしかありません。

一般には数日~一週間ほどで離脱症状が出なくなると言われていますが、

そんな苦しい思いをするくらいなら、身に覚えのある方は

普段からカフェインの摂取量の把握とコントロールをしておきたいですね。

急性カフェイン中毒(一度に大量のカフェインを摂った場合)

試験期間だけ、繫忙期だけ、夜勤の日だけ、と

限定的、短時間にカフェインの効果を得たい場合。

これも注意が必要です。

「今日だけだから」と一度に大量に摂取していませんか?

先ほども述べた通り、

欧州食品安全機関(EFSA)は

健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量は
・1日当たりカフェイン400mg未満
・1回あたりカフェイン200mg未満

としています。

例えば

朝、自宅でコーヒーを一杯飲みました。(約120mgのカフェインが体内に入った状態に)

出社してまたコーヒーを一杯。(体内のカフェインが排出されないままに約120mgのカフェインが追加される)

「さあ今日はこれから大事な会議!」とエナジードリンク(カフェインMAX200mg)または栄養ドリンク(カフェイン50mg)を飲み干して・・・

ちーん・・・

体に何らかの不調があらわれて、もう会議どころではなくなってしまうかもしれません。

重症になるケース

急性カフェイン中毒の中でも、

3時間以内に 17mg/kg 以上のカフェインを摂った場合は要注意です!

例えば体重50kgの方の場合ですと

50kg×17mg=850m

3時間以内に850mgのカフェインを摂取した場合は要注意、ということになります。

850mgのカフェインというと

30分おきにコーヒー1杯づつ(120mg×6杯=720mg)+モンスター1本(142mg)=862mg

こんな場合に当てはまります。

これはあくまで目安で、

人によってはこれより少ない量でもカフェインに反応してしまう方もいますので注意です。

さいごに

効果を期待して摂取するカフェイン。

上手に利用しないと、命を削ることにもなりかねません!

「爆発的に元気・やる気が出る」ということは、

半ば無理やり体を動かしていることのあらわれ命の前借りです。

  • 充分な休息(インターバル)をとったのちに
  • 適量を心がけて

カフェインとおつきあいしていきたいですね。

お仕事、頑張りすぎないでくださいね^^

応援しています!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。